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これで固まらない!!水性刷毛保管方法

上記の刷毛は、おそらく3年くらいは、使っています。

主に室内の、テーブルやカウンターなどの木部の着色剤

を塗装するときに使っています。

洗って乾燥させ、 乾燥した状態で保管

 

サラサラな状態のままで保管しています。

 

 

「水性刷毛は、手入れが面倒だから処分して、

新しい刷毛をまた使う!!」

という方も少なくありません。

ヒヨコなどの刷毛などは安価で使いやすいので、

使い捨てでもいいかもしれませんが・・・

 

 

 

少し放置しておくと、すぐ固まり、使えなくなってしまいます。

 

水の中や塗料の中に入れっぱなしにすると、

いざ使おうとするときには、水や塗料が腐って変なにおい。

よくあるあるです(笑)

(油性)溶剤の刷毛と違い水性の刷毛の扱いが面倒なのは確かです。

 

 

水性刷毛の洗い方を、簡単に解説していこうと思います。

 

1塗料を落とし、水で洗う

2お湯・ラッカーシンナー・洗剤で洗う

3水で洗う

4お湯・ラッカーシンナー・洗剤で洗う

5水で洗う

6お湯で洗う

7刷毛を干して、乾燥させる

 

掘り下げて解説していこうと思います

 

 

1塗料を落とし、水で洗う

塗料がついている状態だと、洗う工程が増えるので、

あらかた塗料を落とし、水で落ちるだけ落として洗う

 

 

2お湯・ラッカーシンナー・洗剤で洗う

 

不思議だと思われますが、

お湯90%

洗浄用シンナー(ラッカーシンナー)10%

洗剤5滴くらい

 

これ前後くらいの配合が、調子よかったです。

 

※お湯の中にシンナーを入れるので、湯気のシンナー臭に注意

目にくることと、匂いが、すごいので、シンナー入れすぎ注意

 

シンナーのみで洗うと、刷毛がご臨終になります。

お湯と洗剤のみですと、完全に、塗料が落としきれないと思います

 

3水で洗う

 

水でよく、刷毛のヌメリを洗う。

シンナーで溶けたものが、ヌメリとして水にはじかれて

出てきますので、よくしごきとる。

※ヌメリを良くとるのが、ポイント

 

シンナーとシンナーで溶けた塗料が、ヌメリとなって

水にはじかれてでてきますので、よくしごく

 

4お湯・ラッカーシンナー・洗剤で洗う

これは2と同じく繰り返し

1回では完全に刷毛の汚れが落としきれないので、

繰り返し洗浄します

 

5水で洗う

 

3の繰り返し

まだ少しヌメリが残っているので、丁寧に水で落としたり

刷毛を手でしごく

 

6お湯で洗う

 

塗料の洗浄があらかた終わったら、

最後はお湯のみで洗う

軽く10秒くらい洗浄する

※洗剤や、シンナーをこの時に入れない。

 

 

7刷毛を干して、乾燥させる

 

熱湯に軽く刷毛を洗い、

お湯をふき取ったり、水気を取らずに、

暖かい状態の時に刷毛の形を整え、針金などにつるす

前回つるして、干して乾燥させたもの、

毛がサラサラしているので、次使うときも、

新品以上に使いやすい状態になっている。ハズ

水気が含まれている状態で、陰干し 2-3日で完全に乾き、

サラサラになって使いやすい状態になっています。

少し手でほぐしてあげると上記の通り

ヌメリや塗料が落としきれていないと、固まって、使いずらい状態に

なっているかもしれませんので、よく洗浄します。

 

 

 

水や、塗料につけておかなくても、

乾燥している状態で保管できるので、

匂いや、固まったりなど気にしないで使うことができます。

 

 

空いているペール缶などに入れて保管ができるので便利ですので、

一度お試しあれ。

 

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    小林 雅樹(こばやし まさき)1級塗装技能士・職業訓練指導員(塗装科)取得 昭和58年10月7日生まれ 栃木県市貝町生まれ 栃木県真岡育ち 真岡工業高校(建築科)へ入学するも、中退 職を転々とするが20代半ば偶然、知り合いの塗装店の代表と会い 塗装をはじめるきっかけとなりました 現場で、同じ塗装でもさらに高度な補修・リペア技術を目の前にして素晴らしい技術の魅力にひかれました。 多くの方に、低コストで行える補修を広く知ってもらいたいと考えています。
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