リペア・ブログページ

木部枠の塗装方法やり方

モルタルの外壁に多い、木部枠

 

木部は、劣化がしやすく、塗装もはがれやすいです。

本日は、なるべくはがれにくい塗装のやり方と道具・塗料などを、

解説いていこうと思います。

 

|木部はなぜはがれやすく・劣化しやすい!?

 

木部はいつも、思うのですが、周りの外壁や、その他と比べて、

劣化を感じますし、はがれなどが特に目立ちます。

 

木部は、湿気や温度・環境によって、膨張と収縮を繰り返す。

木も生きている!

木も呼吸をする。

水分を含めば、膨張する

水分がなければ、収縮する。

 

暖かいとのびて

寒いと縮む

 

塗料は、木ほどの膨張・収縮はしない。

木部枠や木部(特に日にさらされている部分)に塗装した場合は、

はがれたり、傷みやすかったりする。

 

はがれた部分や、痛みがある部分から水を吸い込みやすくなる

早めの塗装が、長持ちさせる秘訣

 

ただし、何回塗装してもはがれてくるのは、

塗装方法に問題があるのか。

木部自体が、劣化しすぎているのどちらかの原因になりそうだ

 

|木部塗装の塗料や使う道具

カンペ1液M木部用下塗HG 【4kg ホワイト、ブラウン】関西ペイント

木部に一番初めに塗装する塗料。

木部と塗料の密着を高めてはがれにくくする

木部にもしっかり下塗りすることで、

はがれにくい下地作りができる。

下塗りする・しないによっておおきな塗装の持ちにも変わってきます。

 

木部には、下塗りは行いたいところである。

【注ぎ口(ベロ付)】セラMレタン 艶有 特注色 濃彩色1 4Kg/セット

【ご希望の色に調色します】

セラミック変性ウレタン・密着と耐候とも優れます。

シリコンやフッ素の方が、耐久性があるからいいと

いう業者さんもいます。

フッ素は、塗膜がとても固く、収縮膨張する木部には不向きと

考えます。

シリコンとウレタンを比べた場合、

仕上がりは、確実にウレタンの方が美観に優れます。

塗りやすさ・隠蔽もウレタンの方が上です。

耐久性は、シリコンの方が良いとされています。

 

大きい外壁や屋根などには、絶対的シリコン以上がおすすめ

付帯部と呼ばれる雨どいや木部・庇屋根など細かな部分には、

今でもウレタンの方が仕上がり塗りやすさ・密着性は

高いと確信してウレタンの2液性の塗料を、使用しています。

塗料用シンナーA 16L 【メーカー直送便/代引不可】エスケー化研

下塗り材・ウレタン材などに希釈して使います。

塗料用シンナーとラッカーシンナー・ウレタンシンナーエポキシシンナー

他などがあります。

塗料用シンナーでも、再生シンナーVも安価でありますが、

耐久性を考えると塗料用シンナーAを仕様したいところです。

 

 

4インチ13mmくらいがおすすめ

ローラーハンドル

SXバケット サイズ感もちょうどいい

バケットの中に入る内容器

予備に何個かあった方が、便利

基本内容器は使い捨てになります

マスキングテープ

窓のサッシ部分に、塗装を見切る場合に使います

55cmと1m10cm幅があります。

窓などを、汚さないように使います

 

皮スキ

塗料の蓋を開けたり、剥がれ部分を削ったりするのに使います。

三共理化学 マジックロンZ 中目 180相当

浮いている塗膜を、剥したりする場合使用します。

 

|木部用下塗り

カンペ1液M木部用下塗HG 【4kg ホワイト、ブラウン】関西ペイント

のブラウン色を仕様

色味は赤さび色に近い。

 

乾くとつやがなくなりマットな感じになります

乾きは早い方ですが、日陰や塗料が厚くつくと、乾きが悪い

 

エポキシ配合で、密着強度が期待できます。

鉛・クロムフリーで健康にも環境にも優しい

 

木部は、色だけ塗装するとはがれやすい・

しっかりと下塗りをしたい

塗ったばかりはきれいだが、日が当たる部分や、反対に寒い

部分などもはがれてきやすい(下塗りをしないと)

 

一工程増えますが、確実に行いたい工程になります。

 

|木部中塗り

下塗りが終わって乾燥を確認したら、

いよいよ色を塗っていきます。

 

コーヒーブラウン系の黒茶色など塗装する場合が、

多いです。

 

刷毛やローラーなどを使って塗装します。

 

基本的に光沢あり(つやあり)を使います。

指定がない場合はツヤありになります。

つやがなくなるにつれて、耐久性は落ちていきます。

 

|木部上塗り

 

3回目の塗装上塗り

3回塗ると塗膜の厚みがしっかりつくのと、

塗料の性能が最大に発揮できます。

1回塗りですと すぐ剥がれます

2回塗り下塗りと上塗りだと、塗料が木部に吸い込まれ

性能が100%ではない

3回塗り下中上だと、吸い込みが抑えられ、

塗膜が安定します。

基本的に同じ塗料を2回塗らないと、100%にはなりません。

+はがれないように下塗りして全部で3回ということになります。

木部に限ったことではありませんが、

上記のような考え方をします。

 

|最後に

 

じぶんで塗装される方もいらっしゃいます。

ホームセンターに市販されている塗料で塗ってみても

面白いかもしれません、

それでも何回もはがれてくるといった場合、

プロにお任せするのも一つの手かと思います。

 

ちょっとしたテクニックや技術は、

ブログには、書ききれませんが、仕上がり・持ちが

やる人によって変わってくるというのも、木部塗装の

面白味で、技術の見せ所でもあります。

 

木部でお困りの際は、

お問合せはこちらからどうぞ

     

     

    The following two tabs change content below.
    小林 雅樹(こばやし まさき)1級塗装技能士・職業訓練指導員(塗装科)取得 昭和58年10月7日生まれ 栃木県市貝町生まれ 栃木県真岡育ち 真岡工業高校(建築科)へ入学するも、中退 職を転々とするが20代半ば偶然、知り合いの塗装店の代表と会い 塗装をはじめるきっかけとなりました 現場で、同じ塗装でもさらに高度な補修・リペア技術を目の前にして素晴らしい技術の魅力にひかれました。 多くの方に、低コストで行える補修を広く知ってもらいたいと考えています。

    最新記事 by こばやし まさき (全て見る)

    ページ上部へ戻る
    施工はしっかりと誠実に対応 0120-819-816 ご相談・見積り依頼