リペア・ブログページ
6.292019
アルミサッシへこみの補修事例を詳しく解説
工事現場でよくある事例になります。
足場を組んで、屋根や外壁などの工事を作業するにあたって、モノを誤って落としてしまったり、傷をつけてしまったなど、
新築工事や、リフォーム工事などでよくあるあるな事例をご紹介していきます。
こんなアルミサッシドアのへこみは、直るの?
車がぶつかって、凹んだり、傷がついてしまった場合と、同じく
足場材やモノを落としてへこませた・傷つけた場合でも、アルミサッシの枠やドアは、補修リペア作業が可能です。
車は、板金塗装で直す業者さんは、探せばお近くの車店が見つかりますが、
建築現場でもアルミサッシの直す業者さんを探そうと思うと、なかなか見つからないのが現状です。
私自身も、こういった補修リペア業界にたずさわるまえには、2度ほど補修業者さんに依頼した経験があります。
その時は、一度目はドアの取っ手の部分の補修と、2度目はカーポートの足場材でへこませた補修案件がありました。
どちらも、塗装工事最中のご相談からの依頼や、作業ミスなど からきたものでした。
そもそもアルミサッシはどういう素材!?
アルミサッシ
アルミサッシはアルミニウム合金製のサッシで、加工がしやすいことから広く用いられており、2014年現在日本でシェアの9割を、中国では7割を占めている。一方で、断熱性能が非常に悪いことから、アメリカでは全50州のうち24州で使用が禁止されるなど、他の素材への移行が進んでいる[1]。
日本では高度成長期を境に安価かつ、腐食に強く加工が楽なアルミサッシがほとんどとなった。しかし、冷暖房効率の低下や結露が発生するため、近年では日本でも結露の防止や保温性を重視した樹脂製や屋外側にアルミ、室内側に樹脂を使った複合素材のサッシが使われるようになっている。アルミサッシを外枠と内枠に分け、間に樹脂部品を挟んで断熱性を高めた「熱遮断サッシ」も開発されたが、主流とはならなかった[2]。
アルミニウムの融点は鋼などよりも低く、合金でも700 ℃程度であるため、アルミサッシは火災時に溶けてガラスが抜け落ちる可能性があり、2011年(平成23年)頃には日本国内で流通していた防火アルミサッシの多くが建築基準法で定められた防火性能を満たしていない事が発覚し、サッシメーカー各社は防火アルミサッシの販売を一斉に中止した[3]。複層ガラスの普及に伴い、ガラス自体の結露が減ったため、耐火性能や断熱性能の高さに加え、リサイクル性にも優れている木製サッシの利用も見直されている。
サッシの断熱性能については、省エネ建材等級制度が2008(平成20)年度からスタートし、熱貫流率値2.33 W/m2Kを最高値とした星付けが行われ、熱貫流率の性能値も表示される。
なお、アルミサッシの製造拠点は、YKK AP・三協立山アルミ・旧新日軽(現: LIXIL)が中心的な拠点を置く富山県に集中している傾向がある。これは、アルミ加工に必要な電力が、水力発電により昔から潤沢であったためである。
アルミサッシは、ある程度の大きさや、傷まで対応できる!!
原型がないくらいまでのへこみや、破損は補修リペアでは、困難で対応できない場合もあります。
破損状態が著しくひどい場合、一度お近くの補修業者さんにご相談されることをおすすめいたします。
アルミサッシのへこみ・傷などの補修料金とは?
アルミサッシの補修は、フローリングや木製とは違って特殊になり料金の価格設定が高めに設定されています。
まず、専用のアルミサッシの色を調合したスプレーが複数缶、とパテと、一番技術と経験が必要となってきます。
以上の理由からやや高めの設定とされている場合は多いです。
アルミサッシのへこみや傷は、相場は25,000円からくらいになっています。
あまりにも安い場合には、もしかしたらキズ・へこみが余計に目立ってしまったり、あとで剥がれてきて対応してくれないといったことも
あるかもしれませんので、よく検討してみることが重要です。
ほぼ、補修作業は技術費が占めていますが、アルミサッシの場合専用の補修スプレー塗料が高いです。
何本もそろえないといけないので、やはり、作業費としてはやや高めに設定させていただく必要があります。
どうやって直している?
①傷へこみの確認
②養生作業(けずり粉やスプレーの飛散をしないようにビニールや紙を張る行為)
③下地処理(アルミサッシは密着が悪いのであえて傷をつけ密着をよくする)
④パテ処理(ポリパテと呼ばれるパテ材で平らに形成する)
⑤パテをけずって平らにする(面だし)4と5を何度も繰り返し平らになるまで作業する
⑥平らになったら、専用スプレーまたは調色した塗料を、塗装する
⑦ツヤを合わせる
⑧必要があれば、研磨作業で塗装面を整える
以上の作業によって補修の流れとなります。
最後に
アルミサッシでも、錆びたり腐食しずらいといっても、
錆びてしまったり、そのへこみが原因で水が浸入したりする場合もありますので、
へこみや、傷を放置しないでなるべく早めに直すという行動を起こす必要があります。
お金が絡んでくることですが、後々被害が拡大せず対応することが最善です。
アルミサッシの修理は主に外に面している場合がほとんどなので、
補修リペアでまかなえるへこみや傷は、放置せず対応したいものです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
お問合せはこちらからどうぞ
関連記事
あわせて読みたい記事
最新記事 by こばやし まさき (全て見る)
- 本日の現場 - 4月 16, 2024
- 風で飛んだ屋根材&本日現場屋根タスペーサー - 4月 15, 2024
- フローリング凹み補修 - 4月 12, 2024