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エレベーター壁の傷(ステンレス調)・修理事例の解説

エレベーター壁補修

ステンレスに見えるエレベータの壁は、実は、ステンレスじゃない!!

ステンレスに見えるカッティングシートが施工されている場合があります。

空間も数人から10数人くらいが一般的なスペースになります。

エレベータを使って、業者さんが搬入した際の、傷をつけてしまった壁の修理事例をご紹介いたします。

エレベーター壁のシートの張替え

3M™ ダイノック™ フィルム

参照

3M™ ダイノック™ フィルム ARシリーズ ( キズ防止フィルム )キズに強く、優れた耐久性

3M™ ダイノック™ フィルム ARシリーズ ( キズ防止フィルム ) とは?

擦りキズ、引っかきキズがつきにくく、美しさが長持ちするフィルム。
台車や爪、靴などが触れるキズつきやすい部分に適しています。

フィルムをコインでこすると…フィルムをコインでこすると…

コインの汚れは簡単に落ち、フィルムの美観は維持されます。コインの汚れは簡単に落ち、フィルムの美観は維持されます。

製品一覧

キズ防止 AE-1632AR キズ防止 AE-1633AR キズ防止 AE-1636AR  キズ防止 CH-1628AR キズ防止 CH-1629AR

キズ防止 CH-1630AR キズ防止 CH-1631AR キズ防止 FA-1526AR キズ防止 FA-1527AR キズ防止 FA-1530AR

エレベータの壁は張り替えることも可能です。

エレベーターの壁は、カゴと呼ばれ、パネル本体がスチール鋼板をポリエステル織物で覆ったものである場合や化粧粘着シートを張り付けたものです。

そんなに、エレベーター内壁の剥がれがひどくない場合、下地処理とプライマーを施して、ダイノックシートを張っていきます。

シートはとても品が高く、まるでリアルなものに見えます。

4面と1面だけ張ってイメージアップも可能です。

4面120,000円~ 1面38,000円~

柄・大きさによって変わる場合があります。

エレベーターはテナントビル・マンションの顔といっても過言ではないくらい、イメージが変わってくるでしょう。

テナント料の値上げや入居者様のモラルアップに、検討してみるのも一つの手ですね!!

エレベータ補修リペアの作業方法

施工前、数か所傷があるのが分かります。

エレベーター壁修理

施工前

エレベータ傷

施工前

エレベータ傷確認

エレベータ傷確認

目視(目で確認する)と、手で触って傷の場所や大きさを確認します

エレベータ下地処理

エレベータ下地処理

下地処理!

スクレッパーなどで、周りに傷をつけないようにバリを処理していきます。

エレベータ傷補修

パテを溶かして傷を埋めていきます

こては高温となるため余計なところまで溶かさないように注意いたします。

エレベータ傷補修

補修途中

シルバー系は、色を合わせるのが難しく色が少し浮いて見えます

色合わせ+ツヤ合わせをセットに、何度も色を確認しながら作業をしていきます。

 

エレベータ傷補修

エレベータ傷補修後

エレベータ傷補修

エレベータ傷補修後

 

よく見ると若干みてわかるかも、くらいの仕上がりでした。

シルバー系のタッチアップ(部分補修)は難しく、何度も何度も繰り返し作業をしました。

かかった時間はAM10:00~AM18:00くらい丸一日エレベータ内の作業が続きました。

テナントが何社も入っていて、 従業員の方がエレベーターを作業中使えるように配慮しなければいけませんでした。

匂いの問題で、ラッカー系の塗料を使うため、エレベータ内にシンナー臭がこもりました。

それとエレベーターが動いている中での作業でしたので、乗り物にも少し酔って、作業をしていたスタッフの方は、ダウン気味でした。

とても過酷な環境での作業ありがとうございました。

あとは、オーナー様の確認をいただき後日オーケーがでましたので作業完了といたしました。

エレベーター壁の修理の施工料金

傷が小キズ10か所前後

へこみ数か所

作業時間約8時間弱

施工料金は37,000円税込みでした

張り替えた時の見積は、ざっと10万オーバー

同じ柄がないため、4面の張替えになります。

約1/3に抑えられたと考えれば、とても安く収まったといっていいのではないでしょうか。

最後に

 

反省点として、色が何度やっても合わない。

やればやるほどドツボにはまるのがシルバーメタリック系です。

板金塗装の車屋さんだったら、メタリック系の難しさが分かると思います・・・

 

あとヘアラインと呼ばれる、髪の毛くらいの太さのラインがありますが、

パテが少しヘアライン上にのびてしまい削るのが、苦労したことです。

ヘアラインが埋まってしまうと、それはそれで違和感がでてきます。

できるだけ、削り周りとマッチングするようにしました。

画像を取り忘れてしまいましたが、

インターフォンがついていてこっちなおしにきたの?と何人かのテナントビルに入っている社員さんたちに声を、

かけていただきました。

大手が入っているテナントビルの、エレベータでもいたずらはされるのだなと、思いました。

大手は、モラルも大手並みに、品がある方ばかりと思ってましたが中には、モノにあたってしまう方もいらっしゃるのですね。

緑↑の効果を ハロー効果と呼ぶ!!心理学や、指導する立場の方が勉強しる業界用語!?になるようです。

限られた時間・空間・予算で、仕上げる難しさは、日々の努力でしか、解決できないかと思います。

ほんとに補修は、現場やモノ状況によって難易度が変わってくるので、

難しい反面おもしろさや、やりがいはあります。

上には上がいる何の業界でもそうですが、努力することでしか成長はできないですね!

野球のイチローも、いまだに素振りを繰り返す。どんな時でも、野球のことを一日考えているそうです。

最後まで読んでいただきありがとうございました(^^♪

 

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    小林 雅樹(こばやし まさき)1級塗装技能士・職業訓練指導員(塗装科)取得 昭和58年10月7日生まれ 栃木県市貝町生まれ 栃木県真岡育ち 真岡工業高校(建築科)へ入学するも、中退 職を転々とするが20代半ば偶然、知り合いの塗装店の代表と会い 塗装をはじめるきっかけとなりました 現場で、同じ塗装でもさらに高度な補修・リペア技術を目の前にして素晴らしい技術の魅力にひかれました。 多くの方に、低コストで行える補修を広く知ってもらいたいと考えています。

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