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11.32019
玄関アルミ柱と門扉の補修塗装
アルミの柱は塗装できない!?
基本的に、アルミは塗装はしません。
アルミは、塗装しても密着がとても悪いとされています。
基本的に塗装業者は、塗装はできませんとお断りされてしまいます。
しかし、アルミ系柱やドアなど塗装することはできます。
アルミを塗装するためには、密着と、塗料の選択が必要となってきます。
密着をよくするためにポイントがいくつかあります。
①下地処理 細かい傷をつけて、密着を良くさせます。
やるやらないで大きく、のちのはがれやすさが変わってきます。
サンドペーパーや、スポンジの裏の部分に似ているものを使ったりします。
②厚塗りしないことと、少し希釈された材料を使う
薄く何回かに分けて塗装する。これは大切!!
③仕上げはクリアで、ツヤ合わせと、耐久性とはがれにくくする
建築用だと、色を塗って、クリアをする概念がないので車の補修に近い考え方かもしれません。
クリアとは、透明な塗料で、車には必ず塗装されています。
軽トラックなどはされていないものもあります。
クリアにも色々グレードや適材適所があります。
補修塗装はアクリルラッカー系が主です。
乾燥がとても速く、補修にはとても適しています。
ただ、とても匂いはきついです。
家の中での作業では、お子様や、ペットなどに配慮が必要不可欠。
アルミの柱の補修から、ご紹介していこうと思います。
最初の状態では、白い斑模様と劣化が見られました。
原因は、不明ですが、
アルミの柱には、表面に酸化アルミニウムという薄い膜があり、
この膜が破壊されると、画像のように白っぽくなってしまう場合があります。
白錆とよばれるもので、こちらも錆になるんです。
ただ鉄や、鉄骨などと違って穴があいたりするということは、ほぼありません。
酸化アルミニウムの膜が守っているということらしいです。
白く見えていた錆や、劣化なども補修すれば見違えます。
玄関のところのアルミ柱2本約2時間強から3時間くらい
¥20,000円税別
耐久性は、紫外線が強く当たる場合は、劣化が早まるかもしれません。
施工方法は、アーネスト岩田の極みというカップガンで吹き付け
「白いの落ちたの?まるで新品になってしまったじゃない」
とお喜びいただきました。
色は、黒でアクリルラッカー系塗料仕様
クリヤーはアクリルラッカー系3分ツヤ
最近の建材は、基本的に、ツヤが落ち着いているものが多い。
アルミ柱は、色を作ったり、ツヤを合わせたり、へこみや傷も治すことができます。
こちらも参考になりますので、ご覧ください
続いて、門扉(もんぴ)の塗装についてご紹介します。
門扉は、鋳物(いもの)=溶かした金属を鋳型に流し込んで製造された器物
こちらの門扉も、塗装することができます。
ただ作りがとても細かいので、養生や、塗装のやりかたに工夫が必要となってきます。
一度高圧洗浄で、汚れや藻を落とします。
そして、後日塗装に入ります。
一度、下塗りに今回は白く塗ってある方が錆止め塗装です。
密着がいい錆止め、関西ペイントのエスコ2液性の錆止めを使用しました。
シンナーで拭いても落ちないくらい、耐溶剤と耐久性・密着性がとても優れています。
養生(ビニールを張って汚れないようにする)をしっかりして、
吹付で錆止め→ウレタン塗装1→ウレタン塗装2回目
合計3回塗りで、仕上げました。
こちらのポストと柱も塗装いたしました。
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