リペア・ブログページ

テーブル修理の工程について わかりやすく解説

テーブルしみ補修後

テーブルにできたしみや、傷などを修理して、長く使っていきたい方に読んでいただきたい記事になっています。

テーブルしみ修理工程

テーブル補修前

テーブル修理前

 

長年、愛用されていきますと、コップの輪しみや、鍋などの熱いものを置いてしまい、

テーブルの一部が曇ったようになってしまうことがあります。

今回は、全体的に傷やシミがありましたので、

クリヤー層を全部落としてから再塗装をするという方法にしました。

テーブル剝離剤

テーブルはくり剤施工中

 

はくり剤は、スケルトン金属ハケ用4KG 約4,000円

を使用しました。

ハケで塗布していきます。

ハケは、100円ショップにも売られているもので結構です。使い捨てになります。

色々なメーカーがありますが、剝離具合と値段とバランスが良くこちらを使わさていただきました。

白っぽく見えるのが、クリヤー層が浮き出てきてはがれだしたところです。

ヘラなどを使ってはがれた塗装を、落としていきます。

一度に全部塗装がはがせないので、数回に分けて、

はくり剤→ヘラではがす→はくり剤→へらではがすx何度か繰り返しクリヤー層を取り除く

最後に、はくり剤をきれいにウエスやぞうきんなどで、水やシンナーを使ってきれいにするといった

作業の流れになります。

テーブルクリヤーはくり後

テーブルクリヤーはくり後

 

最初にあったつやが、なくなりこれはこれで、好きな感じです。

しかしこの状態ですと、傷みやすいので、もう一度クリヤーを再塗装された方が長持ちします。

この状態(クリヤーはくり後)ですと、オイルステインや着色剤などの木目を生かす塗装、

ができますので色を変えたいときには、この状態から塗装されると良いでしょう!

テーブルしみ補修後

最後にクリヤー塗装を、何度も何度も、重ねて強度を増しました。(通常は2回くらい塗り)

使った塗料は、和信のカウンター用2液クリヤー4,4KG   約10,000円弱

水性塗料なので、一般的に取り扱いしやすいです。

匂いも家の中で、塗装するときは水性がおすすめです。

1液タイプもありますが、毎日使う強度が必要な場所には、2液硬化剤+主剤タイプを選んだ方がいいです。

まとめると

テーブル補修工程

①はくり剤を塗布する前に、養生(ビニールを張って汚れないようにすること)

②はくり剤を塗布→へらで浮いてきた塗料を、落とすx繰り返す

③クリヤー塗料をはくり終わったら、きれいに水やシンナーで落とす(脱脂)

④希望色があれば、オイルステインや着色剤で塗装

⑤クリヤー塗装最低2回以上(1時間あれば、2回目塗装出来るくらい乾くのが早い)

※毎日使う場所は、ある程度いい塗料で専門塗料推奨:テーブル用は和信のカウンター用2液クリヤー4.4KGがおすすめ

業者にお願いするとテーブル修理費は約¥20,000円~は見ておいた方がよろしいのではないでしょうか

 

はくり剤は劇薬なので、手についてしまった場合は、すぐ手を洗うことが必要です。しっかり、手袋や養生をしましょう

 

 

The following two tabs change content below.
小林 雅樹(こばやし まさき)1級塗装技能士・職業訓練指導員(塗装科)取得 昭和58年10月7日生まれ 栃木県市貝町生まれ 栃木県真岡育ち 真岡工業高校(建築科)へ入学するも、中退 職を転々とするが20代半ば偶然、知り合いの塗装店の代表と会い 塗装をはじめるきっかけとなりました 現場で、同じ塗装でもさらに高度な補修・リペア技術を目の前にして素晴らしい技術の魅力にひかれました。 多くの方に、低コストで行える補修を広く知ってもらいたいと考えています。

最新記事 by こばやし まさき (全て見る)

ページ上部へ戻る
施工はしっかりと誠実に対応 0120-819-816 ご相談・見積り依頼