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3.92023
ALC外壁塗装事例
ALCは“Autoclaved Lightweight aerated Concrete” (高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリート)の頭文字をとって名付けられた建材です。旭化成ではHEBELというブランド名で販売しています。
https://www.asahikasei-kenzai.com/akk/alc/about/ ALCこちら参照
ALCエーエルシー 昭和40年代くらい前からある外壁材らしく 今でも使われているにはしっかりと理由があるはずです
1見た目が美しい個人的に作りが好きです。パネルって感じで、シンプルで 見た目も良い
2 色分けなどしやすい 塗装をするにあたって色分けがしやすい。 個人的には1色でシンプルにが好きです。
3 耐火性や外壁のモチが良い。何年も塗装されていない割には、意外としっかりしている物件も多々あります
ALCのあまり大きな声では言えない、とてもマイナスな部分も!?
当事務所もALCの外壁材を使っています。中古で売りに出されていた物件を購入しリフォームして活用しています
その際には、知らなかったのですが
外壁屋さん(主にサイディングやガルバ鋼板など外壁を貼る職業の方)に言われて知ったことですが、防水シートを貼らないで直接柱に外壁を張っている時期があったそうです
パネルとパネルの突き合わせ部分にシールが打ってあります そのシール部分に隙間ができたり切れたりすると 室内に水が侵入するという流れです( ;∀;)
なんと雨漏りによって、内部に侵入して柱や土台が水に濡れ シロアリに大半食べられていたという事例がありました
なんか木の変な匂いがするなって感じたり、床がぶかぶかした時は要注意が必要
というわけで、大体の作りのお家は防水シートが張ってあるはずかと思いますが、万が一張ってない場合は水が内部に侵入する恐れがあるので、定期的にメンテナンスをした方が良さそうです
繋ぎ合わせの部分にはコーキング屋さん(シール専門店)に依頼してシールを打って頂きました。 全部が全部目地を打つというわけでもなく 全体的に割れが出てきたら寿命と諦めシールを打ってしまった方が良いです。
今回使用シール材は srシールのs70という材料です。メーカーや住宅関係の会社は大体この材料を使うことが多いです
セメントフィーラーとは、セメントに似た材料で防錆効果や、密着性、劣化防止、中性化防止に高い効果を発揮して、ひび割れの再発などしにくい為 補修材として主に使用しています。メーカーが出している材料によって効果は異なっってくるので、予算や内容によって 材料を選択していくことも良さそうです。
コーキング材での補修は、 直した部分が光ってしまったり、 なぜかミミズ腫れみたいな模様が出来やすいため、 目立ちにくい場所では、良さそうですが、目につく場所では、控えた方が無難な為、あまり施工をおすすめできそうにないです
あまりにもひび割れがひどい場所の補修箇所では、シーラー→玉吹き(吹き付けタイル模様)で模様を似せていきます
塗ってしまえばわからなくなってしまう部分ですが、後で錆がすぐ出てくるので、錆止めを塗布しておきます。
天井(軒天のきてん)は透湿性のある基本的ツヤ消しの2回塗り
外壁下塗りは、微弾性フィーラー 厚みがついてヒビ割れがしにくくなる役割と、意匠性向上と密着などの目的などがあります。
通常のウールローラー(塗膜厚み小)とさざなみ仕様のマスチックローラーで塗装する場合があります(塗膜厚み大)
木部飾り!?、木部には木部用下塗り塗料を塗布
中塗りは、菊池のファインコートシリコン耐久目安12-16年 色はアイボリー系等
上塗り 同じくファインコートシリコン
何年か前にはシーラーレスの2回塗りがウリの塗料でしたがここ数年では改良されて耐久性が向上した塗料となってきて他のメーカーとの塗料を比較すると価格を抑えて 他ラジカル塗料同等クラスと言った所のグレードになっています
鉄部の破風板や雨どいなど塗る前には、目荒らし作業 剥がれにくく密着を高める為の作業になります
ローラーやハケなどを使って塗装していきますローラーは毛の長さが短い短毛を仕様しています
付帯部(外壁や屋根以外の素材)と呼ばれている部分は2回塗りもしくは、痛み密着を考え3回塗る場合があります
色は様々ですが黒白コーヒーブラウンなどが多くあとはお好みのブラウンやグレーなどに塗ったりもします
工期は外壁塗装や付帯部塗装 シール工事や乾燥期間合わせて約3週間ちょっとくらい足場から解体までかかった形となりました
冬期間のシール工事後の塗装は7日間はとって完全に固まった状態で塗装をしていきます
後々乾燥期間が短い為塗装が割れてしまったり膨れたりすることをできるだけ防ぎたい為です
塗装工事のお困りことがありましたら、質問だけでもご相談頂けましたら幸いです
最後までご覧頂きありがとうございました
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