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2.232023
アパート屋根外壁塗装事例
なぜ塗装をしようと思ったのか?
前回オーナーが10年前に塗装をされたけれど、痛みが激しく、価格を抑えて塗装してイメージを変えていきたいと言った考えから塗装工事をする流れとなりました。
10年前に塗装したわりに、劣化が激しく前回塗装した際にはしっかり施工したのか?疑問をもつ箇所が多々あるイメージでした
今回は予算もありますが、イメージや耐久性を持たせる塗装でメンテナンスしたいと言った施主様のお気持ちを察ししました
塀塗装の注意点とは
高圧洗浄でできるだけ剥がれていたり、浮いている塗膜を剥がしていきます。 あと処理が大変です。
高圧洗浄でめくりきれなかった塗膜をスクレッパーというヘラで削りとると塗膜の下に隠れていた部分がコケでおおわれています。
どれだけ湿気がたまっていらっしゃいますのん!?
塀は剥がれやすい、塗膜が膨れてきやすい!!
それは内側から水分湿気が逃げない為
通常の塗料は 耐久性を重視する塗料で水分を外に逃す塗料ではない!!
ダイフレックスというメーカーのダイヤスーパームキロールという塗料
塀は地面からくる水分の逃げ場所がない為、塀が剥がれるので水分を逃す透湿性とうしつせい
がとても大切だと考えます。
密着性が高い塗料を塗装しても結局内側から破壊されてくることでしょう
ダイヤスーパームキロール名前がとてもムキとついているくらいだから高いと、思いきや価格帯は1缶16キロ 1万円を切るリーズナブルな塗料
1透湿性に優れる『これが1番重要!!』
2防藻防カビ
3シーラーレス(シーラーを省略できる)密着が高い
4ツヤ消し
5汚れにくい
6下地の追従(ヒビ割れに強い)
この塗料イイね♪あとはどれだけ剥がれないでもってくれるのかって所
塀に落書きでもしてるのって!?
いいやちがうよ。 セメントフィーラーと呼ばれるモルタルの強度バージョン簡単に例えると
100%は剥がしきれなかったので、
その端っこから剥がれるを防ぐ為と段差をなだらかにする意味合いで、絶妙な補修
これもダイフレックスというメーカーのセメンシャスと呼ばれるカチオン系セメントフィーラー! 中には安いものもあるけど使ってみた結果密着性と防錆 防食、ヒビ割れに強いので自分たちはこちらの材料を使っています。
セメントシャス後シーラー1回塗布
こちらは模様吹き
玉たまぶきとも呼び コンプレッサーと呼ばれるエアーが出てくる機械と 万能ガンと呼ばれる道具を使って模様を吹いた状態
これは一緒に 外壁の補修をした画像になります白っぽい変な感じの物が飛び散っています
すごい剥がれてたとは思えないほど
仕上がっています色もオーナー様とおはしの上日本塗料工業の色見本 N50中間くらいのグレー色
内側の土部分は少し掘ってギリギリまでハケで塗ってあります 塗装後は乾いた状態になれば優しく土を戻していきます
外壁塗装の事例
高圧洗浄作業
水をお借りして、機械を使って洗浄をしていきます
外壁や屋根などを洗浄する場合は 通常150キロ圧 (ケルヒャーの家庭用は70-80キロ圧)
以上の力を持った機械を使います圧力が高ければ高いほど洗浄するスピードや汚れの落ち具合も変わってきます
一般的に塗装店では150キロ圧を使っていることが多いです
弊社では200キロ圧の機械を仕様 トータル的に消耗品の購入度や作業性を考えると一回り大きい機械を使えば 作業性がとてもアップしますのでおすすめです特に屋根ではターボノズルと呼ばれる 回転するノズルを使いますが、圧力が弱まってくると 回転せず使いものにならなかったということにも繋がります。
150キロ圧力の洗浄機は圧力が 1-2年も使っているとアンローダーと呼ばれる部材が消耗品の為圧力が下がってきてノズルが回らなかったり圧力が弱かったりと何かと不便なことも多々あります 塗装洗浄あるあるかと思います
200キロ圧洗浄機は、メンテナンス性、作業性ともに良好で とても重宝しています
雨どいの中に屋根の汚れが貯まるので雨どいの中も綺麗に流してあげましょう隣り近所さん近い場合は注意が必要 汚れが飛び散ってしまう為(°▽°) 見えない所だけれども、施主様に言われなくても洗浄は、しましょう!すぐ詰まったら 格好つかないですからね
1番最初にする工程は養生作業
一般的にマスキングといえば何となくイメージが湧いてくるかも知れません、
紙のマスキングテープやビニール付きのガムテープ マスカと呼ばれる養生道具を使って真っ直ぐにそして汚れないように 窓周りやドア、床などを養生していきます
養生のやり方には特に決まりはありませんが
床から貼って行く場合や1階から行く場合2階からいく場合 ケースバイケースで現場によってや職人さんによって変わってきます。手の器用さや丁寧な人そうでない人によって あとあとの直し作業に繋がってきます
丁寧過ぎで時間かければいいという物ではない
ので上手いバランスが必要となってきそうです
補修工事
こちらは逆プライマー塗布中
コーキングのブリードと呼ばれる汚れがにじみ出てくる状態今はこのブリードを抑える為ノンブリードの変性シリコンコーキング材なるものが一般的NBノンブリード
この上に塗っても何年か後また滲み汚れが発生する可能性あり 少々手間でも逆プライマー塗布をお勧め
ベランダの内壁部分 水を含んでスカスカ状態に!! 今回は予算の関係上 補修でいくことととなりましたのでご紹介します
形を整える為造形用モルタル施工
こちらの造形用モルタルは重宝しています厚塗りしてもダレにくく形を作りやすい
ディズニーランドや遊園地などの建物などの作り物は造形用モルタルで形作っていてとてもリアル 外壁の補修に適しているので 多々お世話になっている品物です
外部用パテで更に表面を整えていきます3回以上 パテ→ペーパー削る作業を繰り返す
水を吸い上げないようコーキングを打って完了
軒天(天井)塗装
あげうらの部分
塗ったばかりは、光って見えますが基本艶消しの白っぽい色を2回塗っていきます
熱や湿気がある為に透湿性がある塗料を使います
釘頭の部分が割れている場合や繋ぎ目の部分に必要の際にはパテ(粘土みたいなもの)を打っていきます。
釘頭が錆びている場合は錆止め塗料を補修塗装していきます
外壁下塗り
外壁の下塗りは密着を高めることと、下地の粗を整えること、厚みをつける場合、色が薄い淡い場合にしっかり仕上がるようにすることなどが主な役割になります
シーラーサラサラした液体 透明や白などが一般的です 主な目的は密着を高めて剥がれにくくすること 1液性2液性 そして水性油性(溶剤)タイプがあります。
溶剤タイプの2液性の物が密着の期待度が高まり安心して使えます 2液性タイプの溶剤シーラーでもメーカーによって特性や密着の具合が違うので 値段などの予算と内容によって現場や塗る場所などによって変えていきます
フィーラー ドロドロした液体 主に白っぽい色が一般的で、カラーフィーラーなる色付きのフィーラーなども若干高くなりますが、市販されています
水性になり、水で薄めて塗装します とてもドロドロして塗りにくいので、必要以上の希釈はNGです。 下塗り後スケスケの白っぽい色の場合は希釈し過ぎの可能性あります
1缶に対して500ml 入れても800ml程度が理想です
フィーラーの主な役割は 密着はシーラーに劣るが、厚みが付きヒビ割れがしにくい状態にしてくれる目的と、下地の粗を整え色を塗った時元の色が仕上がりの正反対の色でも綺麗に仕上がってくれるなどの利点もあります
外壁の素材や色 痛み具合などによって下塗りを変えて行くのが通常の流れになってきます
外壁中塗り
2番目に塗る工程です、 ここで初めて耐久性何年である塗料を選ばれるかと思いますがここで登場します
シリコンやハイブリッド フッ素 ムキ 無機有機ハイブリッドなどここから始まります
大体同じ色を2回塗りますが、同じ色でなく中塗りで微妙に色を変えて塗る場合もあります
しっかり3回塗っているか確認する為です
役所関係のお仕事では、色を絶対カエルとのことでした
予算が1缶や2缶分塗料を余計に仕入れる必要があり、 費用はやや高くなる傾向です。産廃の廃塗料も高くなってきます。
外壁上塗り
3回目の塗装になってきます基本的な考えとして同じ塗料を2回塗ると本来の性能が発揮するということ
あまり痛みが激しい場合は 場合によって5-6回も塗ったりする場合もあります。塗料も痛みが激しい場合は、 素材などが塗料を吸ってしまう為塗膜になりません!
気長に何度も 素材がしっかり収まるまで塗装を塗って乾かし塗って乾かすを繰り返します
同じ色を塗ってもこんなに違って見える!?
色が登るとも言いますが
乾いた色と 塗ったばかりのいろは違います同じ色を塗るとわからないと思うかもしれませんが 絵の具などもそのように塗ったばかりの色と乾いた色が違う 塗装もそんな感じのイメージになります
鉄部や付帯部の塗装
鉄部には錆止め塗装を!!
錆止め無しでいきなり色をのせて行くと剥がれやすいのでしっかり錆止め塗装を!!錆止めも2液性タイプの変性エポキシタイプのモノは値段そこそこで密着性防錆性に優れているので、ほぼ全てで2液性のエポキシ錆止めを使っています。
1液性の物は使いやすいけど、剥がれが生じたクレーム事例がある為 2液性が良いと思います
物干しもついでに塗装周りが綺麗になってここだけさびれてても、バランス取れない( ̄∇ ̄)
傷をあえてつけて、密着度を高めて剥がれにくくしていきます 剥がれがひどい場合にはシーラー塗布していきます
屋根塗装
タスペーサ縁切り作業
屋根材の重なりに隙間がない場合には タスペーサを入れて行きますピッタリついている場合ですと雨が降って水を吸い上げ雨漏りの原因にも繋がる為です
次に板金の釘頭 コーキング抑え作業等
大体のお宅様で少なければ数カ所 多ければ何十ヶ所割れている感覚です
こちらは下塗りシーラー一回目塗装中です シーラーはspパワーシーラー
SPパワーシーラー キクスイ
続いて 下地に痛みがあった為もう一度シーラーを塗装していきました
今回はマイルドシーラーepo 白sk 化研
屋根は 太陽の紫外線に常にさらされ痛みやすい為 下塗りは状態があやしい場合には絶対的に2回塗装していきます。
3回目にして 色を塗装していきます中塗り作業
塗料は、日本ペイントファインパーフェクトベスト スタンダードな ハイブリッドグレード耐久性は12-15年とありますがお家の状況によって異なります
中塗りと上塗りの色を変えた為何回塗っているかとても分かりやすいかと思います
下塗りで、きっちり屋根を固めることができれば色を塗った時とても艶が出て綺麗にそして耐久性も数年は変わってくることと思います。シーラーのグレードや塗り回数も重要な所です
階段床塗装
床はスラブコンクリート 蹴込みけこみ(赤い部分)は鉄骨部分 赤い部分は錆止め塗装
セメントフィーラー セメンシャスという材料で下地の補強をしていきました
一度塗り床用塗料で塗装後 再度補修エポキシパテという材料を使用 強度はとても強い 削りにくい 2液性の為やや扱いにくい弱点もあります! エポキシパテは、 毎日使う浴槽でも使えるくらい 信頼制があり重宝しています。 乾燥時間がエポパテによっても違います 早い物は5分硬化 遅い物は2時間ー
時間に制約がありますので硬化が早い物を使って補修していきます
人が出入りする部分だったのでファンヒーター縁の部分から水が入ってくるのでシリコンコーキングを打って完了
予算を抑えて できるだけお求めやすい料金で提案させて頂きますので、お見積もり無料で現地調査お伺い致しますお気軽にお問い合わせ下さい
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